Tuesday, August 30, 2005

ウインズヒル

 その丘の一番上に大きな石があり、回りには、大きなモミの木が何本もある。その石の上で珈琲を飲み、本を読む、地上に出ているその石は実は大きな大きな岩盤のほんの一角で、この岩から那須山はできているのだ、そしてこの土地に吹く風は、ここから吹きはじめるにちがいない。そんな事を、思いながら楽しんだ場所があります、眠れない夜、そこで朝を迎えたことがありました、日の出を迎え珈琲をたて、いい朝が訪れました、朝の太陽は、見る見るうちに登り、関東平野を眺めながらのんびりしていると、その時、すぐ後ろで大きな音が聞こえだしました、大型トラックと大型パワーショベルの動く音、近くに開発される、大手企業による大規模開発によるしわ寄せがこの丘にまで来てしまったのです、あわててそこを後にして以来ずっとその丘に行く事は、ありませんでした、その丘はなくなってしまった!と思っていましたから・・・。 

 こんな気持ち良い日にオートバイに乗るのは久ぶり、なんだかいくら走っても疲れない、気持ち良くて気持ち良くていつのまにか、その丘の近くまで来ていた、恐る恐る立ち入り禁止のゲートをはずし、進んでみると開発の傷跡がいたるところに、オートバイで進める限界の場所にスタンドを立て、歩きはじめた、モミの木が見え出す、何本もある、モミの木は、あの時のままだ、石は何処だろう、それらしい石は見当たらない、独り言を言い笑いながら探し歩く、『おいおいどこだどこなんだ埋められちまったのか、いやこっちの方だったかな、いや、やっぱりもっと上の方かなー・・・』 すっかり土に埋もれてその石はありました。それでもその場所の空気は、凛としてモミの木は、空に向かって大きく伸びていました。2005年8月30日 最高の走り!最高の一日!
Thursday, August 25, 2005

秋の図書室

有本利夫『星図』












南向きに立てられた木造校舎の一番西側に図書室がありました。
白いカーテンを通り抜けて来る光が大きなテーブルいっぱいにあふれ、カーテンの間から抜けて来た光は、磨きこまれた床板に当たり天井板にまで反射していました。この部屋で過ごした時間がそんなに沢山あったわけでもないのですが、今でもこの部屋の空気を思い出します。幸せで気持ち良い時間がそこにありました。秋の日差しが長く伸びて黒磯店の大テーブルに光が届きだすと、毎年思い出します。カフェ作りの原風景の一つです。
紙芝居を読んでくれた6年生が大きく見えました。

光の中では、ひかりの子供達が鍵盤を蹴るように飛び回りチェンバロの音に合わせて遊んでいるようです。そしてひかりの音楽を眺めながら飲む珈琲は最高の時をむかえます。
Tuesday, August 23, 2005

ファーマーズ ママ
















プチココさん廣瀬さんのイベントに参加して頂いたfoo foo農園利根川さん!朝摘み野菜で参加していただきました、自宅の作業場では、漬け物をしたり、餅をついて商品を作ったり、いつも元気に動き回っています、カフェのイベントもおかげさまで、幅が広がり、おおらかな空気が流れていたように思います。又何かのきかいに協力お願い致します。それにしても賢の母ちゃんは、元気だ!
Monday, August 22, 2005

旅する珈琲















22年前札幌へ向かう旅の途中、小樽の町の中でオートバイがパンクした。修理の間、近くの小さな珈琲屋で珈琲を飲んだ。ペーパードリップの店。当時ネルドリップ信望者のバイク乗りが期待しないで飲んだその珈琲、うまかった。アルバイトらしい店員にペーパーの珈琲なのになぜうまいんだと少ない知識で質問したら、珈琲は入れ方じゃないよ焙煎だよ!とたしなめられた。目的の町、札幌まであと30km、焙煎 焙煎と初めて聞いた言葉を唱えながら海岸沿いの道を走っていた。

あの時の店員さんは、今独立して焙煎を仕事にしていると聞きます。そしてオートバイ乗りは、カフェを開きました。   バイク乗りは、いまだに焙煎 焙煎と唱えながら珈琲の旅をつづけています。
Saturday, August 20, 2005

携帯コーヒーミル















朝霧の中を通り抜け山の広場に着く頃には青空を背景に那須の山々が見え出します。コンロでお湯を沸かし、携帯用ミルでコーヒーをひく! その時間が嬉しい。山の空気の気持ち良さコーヒーの美味しさを、お店の中にも表現したいと来るたびに思う。あー今日もコーヒーがうまい!うますぎる!
Friday, August 12, 2005

森造、モリゾウ















この春からshozoのメンバーとなったモリゾウです。那須に住む盆栽作家加藤文子さんが7年間育てた物をゆずっていただきました。日々変化していくモリゾウを眺めていると、その中に広がる、一つの宇宙に吸い込まれてしまいます。この春のモリゾウはそれは、それは素敵な世界を作っておりました。日々変化して行くモリゾウに季節を感じながらコーヒーをおとしたり、お菓子を作る毎日です。モリゾウにどんな秋がやって来るのかそろそろ気になる季節になりました。
追伸 モリゾウを眺めるときには、15センチぐらいまで顔を近づけて、じっと見ているといいことがあります。
Monday, August 08, 2005

朝市












夏の間、那須温泉神社境内では、午前6時から午前8時まで、朝市が開かれています。規模は小さいですが天然酵母のお味噌や、野菜、まんじゅう、まぜご飯などが屋台で売られています。冷凍にした甘酒が和風シャーベットのようでおいしかった!(日野屋)
この朝市で朝食を調達して、車で行く事の出来る一番上の駐車場まで(ロープウエイよりも上)足を伸ばし雲の高さでいただいた朝ご飯は、この土地に住む楽しさを新ためて感じさせてくれました。
追伸 朝の空気はかなり冷たいので長そでシャツの用意もお忘れなく!朝7時前の山の空気は別物です。時々そこでコーヒーを飲む者達は、そこをマウンテンカフェと呼ぶらしい。

小時飯、小事飯













小さい頃、祖母の横にくっ付いて縁側で過ごす時間や、農作業の合間に田んぼや畑の土手で隣の畑の人たちまで集まって、おやつを食べる時間が、なんだかとても嬉しかった。  子供の頃そんな時間を コ ジ ハ ン と呼んでいました、どんな字かも、他の土地で通じるのかも解りませんがこの言葉がなんだかいいんです。茅葺き屋根の家の中の薄暗い感じ、縁側の日差し、あったまった木の感じ。小さい頃お茶のみ、コジハンをする大人たちの横で感じた気持ち良さ、楽しさのの延長で今、カフェをしているような気がします。ということでたまには太陽の下でコーヒーを飲むべきです。どーれそろそろコジハンにすっぺ!
Saturday, August 06, 2005

げんざ(オニヤンマ)

夜は、shozo moonでオラノアさんのアコースティックライブのため8時頃那須店に着きました、昼間あんなに暑かったのに着いてみたら、ひんやりとして乾いた空気。あ!スズシー、店内を高原の空気が通り抜けギターの音と那須の時間が気持ち良く流れておりました。この夏のMOONのために鹿児島からやって来たヨシちゃんもずいぶんなれてきたようです。 最近那須店にはオニヤンマがよくとんできます。
Thursday, August 04, 2005

1988年 3月














薄井秋博大工とその親方鉄男さんが作ってくれた階段。この階段を沢山の人が通りました。角がすり減ってしまって補修したり、釘がゆるんでギイギイ音が出たりいろいろありますが、よく頑張ってくれています。
仁平鉄工所のおやっさんが作ってくれた手摺も、カーブのあたりがすり減っていい感じ、沢山の人にお世話になりました。ありがとうございます。そして,そして、まさのり君本当にありがとう。